第 1 章

妊娠そして出産へ


     Q4 
        妊娠中に健康診査(健診)を受けるのはどうしてですか?いつ、何回くらい
     受ければいいのですか?


A:
 妊娠すると、おなかの赤ちゃんの成長に伴って、お母さんの体調もとても
  変わりやすくなります。安心して出産できるように、妊娠中は普段よりも健
  康管理に気をつける必要があるので、健康診査を受けるようにしましょう。
   妊婦の健康診査の望ましい受診間隔は、妊娠初期から23週までは4週間
  に1回、妊娠24週から35週までは2週間に1回、36週以降出産までは
  1週間に1回とされていますので、定期的に健康診査を受けましょう。体調
  に変化を感じたときには、検診日を待つのではなく、早めに医療機関で受診
  しましょう。
   また、健康診査とは別ですが、HTLV−I抗体検査も受けることができ
  ます。


   妊婦一般健康診査

      @ 一般健康診査
     妊娠中のお母さんの病気や異常の予防・早期発見・早期治療のために実施します。
     母子健康手帳と同時に渡される「健康診査受診票綴」の受診票を使うことにより、
     妊娠前期及び後期の各1回、指定医療機関において、公費で検診を受けることがで
     きます。

    @ 超音波検査
      おなかの赤ちゃんの状態を、超音波を利用した装置でモニターに映し出す検査です。
     なお、出産予定日に35歳以上となる方は「健康診査受診票綴」の受診票を使うこと
     により、妊娠後期に1回、指定の医療機関において、公費で検査を受けることができ
     ます。